先日の台風25号のために、予定していた帰りの飛行機の変更を余儀なくされた結果、10月の6日、7日、8日も那覇に滞在することを決めました。
飛行機の振替をしたあとで気づいたんですが、この連休に那覇でおまつりが行われるそうじゃないですか!
そのお祭りとは「那覇大綱挽まつり」です。
このおまつりはわたしも知ってはいたんですがいつも見ることなく帰っていたので、今回偶然にも見る機会ができたのです。
本格的な沖縄のおまつりを見るのは初めてなのでほんとワクワクします♪
連休初日のイベントは市民演芸、民俗伝統芸能パレードが那覇の国際通りを中心に盛大に行われることになっていました。
このイベントでは各団体がそれぞれの演芸や、伝統芸能を披露するイベントで、様々な演舞を見て楽しむことができます。
今回、わたしは初めて本場のエイサーを見たんですが、本当に感動して、じーーーんと来るものがありました。
わたしの見たエイサーを披露していた団体は那覇太鼓という団体で、全国でも受賞歴がある程のすごい団体だそうです。
男性も、そして女性もそれぞれがキレのある演舞で観客を魅了していて、エイサーの魅力にどっぷりハマってしまいました。本当に素晴らしかったです。
エイサー、また是非見てみたいと思います!
さて、翌日はいよいよメインイベントの大綱挽きの日です。
この日のスタートは国際通りをメインに行われる旗頭行列です。
旗頭行列とは、
『那覇大綱挽の良さは、指笛、爆竹、銅鑼、鉦子、太鼓、支度、空手がーえー(我栄)などの独特の伝統様式にありますが、最大の特徴は、うふんなすねーい(挽行列)で、黒装束のむむぬちはんたー(股引半套)を身にまとった、にーせーたー(青年達)の舞わせるはたがしら(旗頭)にあります。
旗頭は、「村のシンボル、まもり神」として古くから地域のてぃぐまー(細工師)によって、村々の繁栄を込めて考案製作され、大綱挽を応援する村の旗印です。
旗頭は、勇壮、華麗、優美、荘重とその形や色彩を争い、大旗の旗字は、古今の名著から取った句柄が大書され、町や村興しの目標ともなっています。この旗頭を躍らせるはたもち(旗持)は、ちゅらばた(美ら旗、旗頭を見事に躍動させること)を競い、それを那覇男子一生の誉れとしています。各地域には複数の旗頭がありますが、現在、那覇大綱挽保存会登録の公式の伝統の旗頭は14旗。うふんなすねーい(大綱挽行列)は、この旗頭を中心に、東西に分かれてすねーいをしますが、先頭に地域代表の実行委員、子供たちのしるしばた(印旗)、太鼓、鉦子、ぶら(ほら貝)が、独特の調子で演奏しながら行進する様子は那覇大綱挽行事の圧巻です。』〜那覇大綱挽まつりHPより〜
←旗頭行列の団体の1つ
全行列が終了するといよいよ大綱挽の準備が始まります。
この準備がまた大変なことで、東西にそれぞれ、男綱、女綱と呼ばれる巨大な綱が国道58号線を占拠しており、その2つの綱を真ん中で1つに繋げるという準備作業があるのです。
それぞれの綱の長さは100m、重さは20トン、総計200m、40トンの文字通りの大綱なのです!!ほんとすごいサイズです。ギネス認定されてるんですよ!
こんなサイズの大綱を真ん中で一つに繋げる訳ですから簡単に行くはずはありません。
予定時間も過ぎてもなかなか繋がらなく、相当大変そうな状況でしたが、それもやはり、おまつりの一幕で、楽しめる瞬間でもあるのですねぇ。
↑西側と東側の綱がいよいよ繋がろうとしています
なんとか大綱が1つに繋がり、いよいよ綱挽きの始まりです。
太鼓の最後の打撃が開始の合図で、時間30分以内に5メートル引き戻した方が勝ちというルールの下、さぁ、開始です!
始まった瞬間から会場は一気に熱気に包まれ、このおまつりのクライマックスを迎えるかのように大歓声が湧き上がり、引き手の人達と観客が一体になった雰囲気によってものすごい盛り上がりを見せてくれました!
大熱戦の結果は。。。
勝ったのは東側でした。開始後12分の勝負でした。
意外と早く勝負がついた印象でしたが、綱挽きに参加してた人はほんと大変だったようです(^_^;)
勝負がついたらここはさすが沖縄、カチャーシー(沖縄の伝統的な踊り)で締めです。
参加者、観客一体となって会場はお祭り状態になって陽気でとても楽しい時間になりました。
この後、大綱挽きで使われた綱は解体されて、その一部はみんなに配られて、希望者はその綱の一部を持ってかえることができるのです。その綱を持ち帰るとご利益があるといわれているようです。
わたしは綱をしっかりスリスリ触ってきましたが、大きさにほんとビックリでした。
国道を規制して行われたこの大綱挽き、今年の人出は27万人だったそうです(^_^;)
ほんとにすごい人出でしたが、毎年、このようにこの時期に行われる那覇大綱挽まつり。
このおまつりだけを見るためだけに沖縄に来る価値はあるなぁ、と感じました。
熱気と興奮と感動を一気に味わえる迫力のこのおまつり。
とても素敵な時間を過ごすことができて良かったです(^^)
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